2025年度通常総会を開催|GCJ
錦山会長が3期目続投 さらなる結集を高めて価値共創を推進する
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(錦山慎太郎会長)の2025年度通常総会が、5月28日午後3時より東京の神田神保町にある出版クラブホール・会議室 リアルとZoomの併用型で開催した。

佐々木専務理事の司会進行で始まった総会は、出席数27名、委任状出席数10名で、法定数を満たし総会が成立したことを報告した。冒頭、錦山会長が「本年度は役員改選の年になっておりますので、後ほどご審議を賜りたいと思います。2期4年間GCJの会長を務めさせていただきました。一昨年には事務局の移転や職員交代もし、新しい人たちで構築することができました。また、GCJの厳しい財務状況も佐々木専務理事の力によって立て直し、何とか黒字化することができました。2024年度は地区工組の皆さんにもご協力をいただきなから、集会、セミナー等の企画運営を進めていくことができて、組合が活性化したと思います。私自身はもう1期会長を務めまして、もう少し皆様のお役に立てるよう頑張りたいと考えておりますので、ご承認いただければと思っています。本日は総会の議案審議と理事会、またその後の懇親会もあります。長時間になりますがよろしくお願いいたします」と挨拶を述べた。
慣例により錦山会長が議長となって議案審議に入り、議案「第1号議案 2024年度(60事業年度)事業報告承認の件」「第2号議案 2024年度(60事業年度)決算関係書類承認の件」「監査報告」「第3号議案 2025年度(61事業年度)事業計画(案)承認の件」「第4号議案 2025年度(61事業年度)収支予算(案)承認の件」「第5号議案 借入金残高最高限度額決定の件」それぞれ原案通り承認可決した。

「第6号議案 理事及び監事選挙の件」については、役員の選出方法は恒例により氏名推薦で選出。全国の工組の代表が選考委員となって、別室にて役員候補の選出を行い、理事37名、幹事2名が推薦され、全会一致で当選人となった。
2025年度のスローガンは、昨年の「GC Power」をさらに結集させて「GC Power+」とし、「情報共有と組織強化によるビジネスの拡大と価値共創」を掲げた。実施事業では、存在価値事業を「価値共創事業」に改め、全印工連、ジャグラ、全製工連と連携し価格の適正化に取り組むと共にさらなる業態変革と価値共創を推進。また、GC東京生産シェアプロジェクトの拡大を図っていくことになった。
その他の「情報交換事業」「人材育成事業」「組織強化事業」「コミュニケーション事業」「環境保護、情報セキュリティ事業」は名称を維持し、事業を継続していくことになったが、主な変更点としては、情報交換事業で今年度から機関誌「gcj」の新企画「わが社の人財」がスタートすること。人材育成事業で従業員向けスクリプトセミナーを開催すること。コミュニケーション事業で9月にGC東北主催による全国集会を仙台で実施することになった。
引き続き、佐々木専務理事の司会進行で第1回理事会を開催し、「第1号議案 特別会計」「第2号議案 会長選出の件」「第3号議案 副会長・専務理事・常務理事選出の件」「第4号議案 日印産連派遣委員の件」「第5号議案 日印産連表彰推薦候補者の件」の全ての議案を原案通り承認可決した。
第2号議案の会長選出の件では、4月の三役会でGC東京の錦山慎太郎氏を次期GCJ会長に選任した旨を報告、改めて満場一致で承認可決した。錦山会長は「GC東京でスタートした生産シェアプロジェクト事業やSNSで立ち上げたGCJコミュニティを、今期から全国の皆様にも活用していただくよう進めていきます。また、副会長が中心となって、任期の2年間で今後のGCJの運営の仕方について話し合い取り決めていく予定です」と、会長就任の挨拶をした。
この後、各工組から推薦された副会長、専務理事、常務理事を全会一致で承認した。新任の役員は次の各氏。副会長にGC北海道の今野達則氏、GC東京の田中淳氏、GC中国の秀浦一志氏、常務理事にGC東京の小倉健治氏と田村寿康氏、GC中部の加藤啓介氏である。また新理事にGC四国の永野正将氏が新任した。
なお、日印産連の表彰推薦候補者は、功労賞に田中潤一郎副会長、振興賞に錦山会長を決定し推薦することになった。
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この後、GC東北の高橋副会長より、9月13日(土)17時から、仙台市内で全国集会を開催することを発表した。
最後は今年度副会長を退任したGC中国の石本忠廣氏が「2025年度の会長は錦山会長の続投、また新役員も決まり、新たな船出となりました。私自身はGC中国の理事長とGCJの副会長を退任しました。長きにわたりお世話になりありがとうございました。今後はGC中国の組合員として微力ではありますが、組合活動に協力してまいります。全国の皆さん一丸となってGCJ活動の成果を上げていきましょう」と、閉会の辞を述べた。
懇親会は、御茶ノ水駅近くにある全席個室の和食ダイニング「楽蔵」で、総会出席者と事務局含め24名が参加し開催された。
全国から厳選された焼酎や日本酒が豊富に揃う落ち着いた和風モダンのお店で、黒毛和牛や旬の鮮魚を使った和会席を堪能した。組合員の仕事の状況についての話題だけでなく、プライベートに関する話にも花が咲き、和気あいあいと親睦を深めた。
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