- Home
- 2021年度(57事業年度)事業報告書
2021年度(57事業年度)事業報告書
自 2021年4月 1日
至 2022年3月31日
【事業概要】
2021年度(令和3年度)も新型コロナウイルス感染症は、変異株「オミクロン株」の急拡大などにより、引き続き我が国経済や労働市場に深刻な影響を与え経済活動が滞り、多くの産業を顧客とする印刷業界にも甚大な影響を与えました。
私たち日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会の2021年度(令和3年度)の事業を振り返りますと、次に向けた「組織」の存在意義の立ち位置で、存在価値のある集団として業界内外に向けて情報発信を基本にした「事業活動」を展開してまいりました。
存在価値事業では、製版関連業ならではの特徴を再確認するための勉強会として、『SEIHAN Transformation CMSウェビナー』を実施し、各社が培った技術と経験をもとに印刷前工程の重要性を発信し、他団体とは違う製版の重要性と技術力を業界内外に知らしめる活動を行いました。人材育成事業では、各社の経営者及び経営幹部候補生の育成を行うため、5か月にわたる次世代経営幹部の育成講座を開催し、経営者及び次期経営者の育成を支援しました。組合企業間の情報交換では、機関誌・月刊『gcj』にて組合員企業紹介を行い、先ずは自社を知って頂き、人を知って頂き、各社の利益に繋がる事を目的に情報発信をいたしました。
来年度はGCJ全国大会(東京)を、2022年7月29日に東京ドームホテル(天空の間) で開催いたします。会場では各工組・全組合員を紹介するパネル展示や協賛会社のPRも紹介する予定です。
このように事業推進に努めることができましたことは、全国8会員(工業組合)所属の組合員企業各位のご理解とご支援、ご協力の賜物と深く感謝いたします。
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会の「2021年度(令和3年度)事業報告書」は次とおりです。
【実施事業】
Ⅰ.[事業戦略]に関する事業の推進
私たち日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(以下、GCJと略す)は、組合の事業活動が大きく変貌するなか、直面する課題に微力ながら、次の時代に繋がる事業の「情報」の提供、発信に努めてきました。
1.印刷前工程のデータ制作技術を前面に存在価値のある組合を確立する。
各社が培った技術と経験をもとに印刷前工程の重要性を発信し、他団体とは違う製版の重要性と技術力を業界内外に知らしめる活動を行い、存在価値のある組合にするため、存在価値事業委員会が次の事業を実施しました。
1)Japan Color CMS 色管理 プロファイル作成等のセミナー実施及び情報提供
製版関連業ならではの特徴を再確認するための勉強会として、小森コーポレーション様のご協力により『SEIHAN Transformation CMS 全2回ウェビナー』を11月25日と12月2日の2日間で実施しました。
・「SEIHAN Transformation CMSセミナー」【11/25(木)、12/2(木) 全2回開催】
KGCプリンティングカレッジで用意されている「3日間のCMSコース」をベースに「GCJ版CMSコース」として2日間(6時間)で実施。
小森グラフィックテクノロジーセンター(つくば市)とリモートで繋いで開催。
参加社数 21社(GC中国より参加有り)
参加者数 35名(プレス関係3名含む)
閲覧総数 86名(1回目:47名、2回目:39名)
動画配信 1月末までの期間限定・参加者限定で動画配信(配信URL/PWを参加者へ案内)
2)第63回「日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会全国大会」開催内容の検討
来年度開催されるGCJ東京大会については、開催日が2022年7月29日(金)、会場が東京ドームホテル(天空の間)に決定しました。
会場では各工組・全組合員を紹介するパネル展示や協賛会社のPRも紹介する予定です。
第63回 日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会東京大会 2022 開催要項
・大会のタイトルは「GCJ 万博」
・開催日時: 2022年7月29日(金)午後2時 ~ 6時
・開催会場: 東京ドームホテル天空の間+エントランススペース(地下1 階)
・企画イベント: 午後3時~5時半
企業紹介展示、協賛企業・工組紹介、パネルディスカッション、ライブイベント
・式典・表彰: 午後2時~3時
大会式典、GCJ 各賞表彰式
・懇親会: 午後6時~8時
・2022年GCJ東京大会「GCJ万博」開催に向けた準備
2022年7月29日(金)東京ドームホテル天空の間にて「第63回GCJ東京大会」を開催するにあたり、大会開催に向けた準備を大会実行委員会が9回実施しました。
・第1回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年6月23日(水)
(協議事項)「GCJ万博(仮)」基本方針について。実行委員副委員長選出。大会開催時期について。開催内容の方向性について。地方工組メンバーの関わり方。
・東京メンバーMT・GCJ63回全国大会実行委員会 2021年7月5日(月)
(協議事項)企画イベントについて。開催場所候補(多目的ホールなど)について。
・第2回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年7月26日(月)
(協議事項)開催概要(案)について。地方工組担当の確認(イベント企画の進捗と関わり方)。各役割担当選任。「イベント企画」の開催実施内容等の検討・確定。
・第3回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年9月6日(月)
(協議事項)展示コーナー案の資料をもとに各工組が可能な取り組みについて意見交換。大会コンセプトについて地方工組担当への確認(イベント企画の進捗と関わり方)。各役割担当選任(次回以降に持ち越し)
・第4回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年10月11日(月)
(協議事項)会長案の初心『GCJ万博(仮)仲間を知ろうGCJ〜ビジネスで繋がる〜 』に立ち返り、をもとに意見交換(次回協議事項)。
・第5回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年11月8日(月)
(協議事項)当日スケジュール案/予算案/支出案/会場案/パネル案を元に協議
・第6回)GCJ63回全国大会実行委員会 2021年12月6日(月)
(協議事項)当日スケジュール案/予算案/支出案/会場案/パネル案を元に協議
・第7回)GCJ63回全国大会実行委員会 2022年1月19日(水)
(協議事項)予算案(広告収入、会費収入、その他収入など収支予測の確認)について。会場レイアウト(式典、展示会、企画イベントの確認)について。当日スケジュール(今後のスケジュール、役割分担を確定し具体的に進める)について。各工組担当の役割(大会開催趣旨の周知と参加協力支援などパイプ役、現地派遣※)について。大会案内(GCJ会員の紹介原稿〈大会プログラムおよびパネル展示用〉募集、協賛広告募集など2月より開始)について。展示ブース(エントランス部分)のイメージ(作品展示や配布スペースの有無確認)について。
・第8回)GCJ63回全国大会実行委員会 2022年2月7日(月)
(協議事項)直近のスケジュール(3月〜5月)について。企業紹介PR原稿の依頼について。表彰者推薦の依頼について。協賛広告企業募集の依頼について。各工組担当の役割(大会開催趣旨の周知と参加協力支援などパイプ役)について。
・第9回)GCJ63回全国大会実行委員会 2022年3月7日(月)
(協議事項)直近のスケジュール(3月〜5月)について。各工組担当の役割(大会開催趣旨の周知と参加協力支援などパイプ役)について。各工組より確認・報告(各工組毎に表彰推薦の人選決定が決まったらGCJ事務局宛へ工組単位で報告)。進捗工程管理(trello)の登録案内(簡易説明)について。
2.「組合企業間の情報交換」をテーマに事業活動
組合員企業の業務内容を共有し、情報交換する事で各社の利益に繋がる活動を行うと共に、“伝えたい情報”を“伝えたい人”へ発信するを基本に業界PR、組合員企業のPRを行い、組合員各社が新たな人材を獲得できる活動を行いました。
1)機関誌・月刊『gcj』の編集・制作、発行(年12回)
機関誌・月刊『gcj』を充実した誌面内容とするため、毎号時勢に即した特集や「人物紹介」「業界関連の先端技術」「マーケティング」などを連載、さらに全国の業界内外の動きや関連するニュースなど、多彩な情報内容で編集・制作をしています。
・今年度の各月の「特集」テーマは次のとおりです。
2021年
4月号:「page2021オンライン」レポート<出展内容編>
5月号:小口現金と社員の立て替えをなくす「Bizプリカ」を提供
6月号:新時代に向けて新体制へ
7月号:CG市場の拡大で需要高まるバーチャルキャラクター
8月号:売上増に貢献するオウンドメディアの作り方
9月号:デジタルマーケティングを活用した印刷営業
10月号:DX時代に求められる印刷業の在り方
11月号:プラスチック製品を紙製品へ
12月号:メールマーケティングで顧客を掴め!
2022年
1月号:BPOを活用し顧客のニーズに応える!
2月号:ネット社会のデジタル印刷サービス
3月号:page2022 展示会レポート
※当会機関誌・月刊『gcj』発行にあたっては、「協賛広告」並びに「協賛記事広告」にご協賛、ご協力をたまわりました各企業様には深く感謝を申し上げます。
・機関誌・月刊『gcj』で各社の取り組みを紹介、毎月2社(東京からスタートしGCJへ広げる)を取材し誌面に掲載し、組合員の主業務、新規業務、不足業務等を公開し業界内外から仕事を受注できるように努めました。
・機関誌・月刊『gcj』を、大学・専門学校へ毎月10校ピックアップして新規配付を実施しました。
9月、以下11校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
大学・短期大学
1. 川崎医療福祉大学
2. 大阪芸術大学
3. 女子美術大学
4. 多摩美術大学
5. 東京工科大学
専門学校
1. 山脇美術専門学校
2. 学校法人原宿学園 東京デザイン専門学校
3. 学校法人専門学校 東洋美術学校
4. 東京デザイナー学院
5. 日本工学院八王子専門学校
6. OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
10月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
7. 名古屋スクール・オブ・ビジネス
8. 日本工学院専門学校 鎌田キャンパス
9. 東京工学院専門学校
10. 大阪情報ITクリエイター専門学校
11. 東京情報クリエイター工学院専門学校
12. 神戸電子専門学校
13. 日本電子専門学校
14. 東京ビジュアルアーツ
15. 専門学校 東京クールジャパン
16. 東京情報クリエイター工学院専門学校
11月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
17. 東京コミュニケーションアート専門学校
18. 名古屋デザイナー学院
19. 東京デザイン専門学校
20. 大阪デザイナー専門学校
21. 大阪情報コンピュータ専門学校
22. 専門学校 九州デザイナー学院
23. 専門学校日本デザイナー学院
24. 御茶の水美術専門学校
25. 大阪情報ITクリエイター専門学校
26. あいち造形デザイン専門学校
12月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
27. OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
28. 名古屋工学院専門学校
29. 太田情報商科専門学校
30. 創形美術学校
31. トライデントデザイン専門学校
32. 学校法人・専門学校 HAL東京
33. 学校法人・専門学校 HAL大阪
34. 学校法人・専門学校 HAL名古屋
35. 専門学校 九州ビジュアルアーツ
36. トライデントコンピュータ専門学校
1月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
37. 学校法人電波学園 東京電子専門学校
38. 金沢情報ITクリエイター専門学校
39. 大阪ファッションアート専門学校
40. 仙台デザイン専門学校
41. 創造社デザイン専門学校
42. 北海道ハイテクノロジー 専門学校
43. YIC情報ビジネス専門学校
44. 専門学校 岡山情報ビジネス学院
45. 近畿コンピュータ電子専門学校
46. 京都コンピュータ学院鴨川校
2月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
47. 日本工学院北海道専門学校 登別キャンパス
48. 北海道ハイテクノロジー専門学校
49. 近畿コンピュータ電子専門学校
50. 和歌山コンピュータビジネス専門学校
51. 阿佐ヶ谷美術専門学校
52. 駿台電子情報&ビジネス専門学校
53. 熊本デザイン専門学校
54. 専門学校アートカレッジ神戸
55. 新潟デザイン専門学校
56. 学校法人 小山学園 専門学校 東京テクニカルカレッジ
3月、以下10校に機関誌・月刊『gcj』と共に配付案内を送りしました。
専門学校
57. 盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校
58. 埼玉コンピュータ&医療事務専門学校
59. 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校
60. 船橋情報ビジネス専門学校
61. 上越公務員・情報ビジネス専門学校
62. 新潟コンピュータ専門学校
63. 町田デザイン&建築専門学校
64. 国際電子ビジネス専門学校
65. OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校
66. 日本コンピュータ専門学校
・機関誌・月刊『gcj』の発送先の見直しと拡大を図り、組合員だけではなく他団体、他へも発送しました。
2) 「ウェブサイト」の内容の充実、情報収集の推進
【GCJの公式ホームページ】【GCのトビラ】の内容の充実、情報収集に努めました。
・【GCのトビラ】に、機関誌・月刊『gcj』に掲載した各社の記事をアップして、他団体(OAC、印刷組合、製本組合、等)へ情報発信することで、各社の前工程、後工程をサポートし、組合員企業の収益アップにつながるよう努めました。
2021年度【GCのトビラ】委員会を以下の日時で開催しました。
第一回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:6月3日(木) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第二回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:7月7日(水) 17:00~18:00
開催場所:(株)ローヤル企画 会議室
第三回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:9月1日(水) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第四回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:10月6日(水) 17:00~18:00
開催場所:(株)ローヤル企画 会議室
第五回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:11月4日(木) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第六回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:12月1日(水) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第七回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:1月7日(金) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第八回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:2月1日(火) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
第九回会合【GCのトビラ】委員会
開催日時:3月3日(木) 17:00~18:00
開催場所:GC東京事務局
3)各種情報等の収集・提供
中小企業を支援するための関係官庁等の各種関連情報の収集・提供に努めました。
日印産連や外部機関などの各種情報伝達、各工業組合の事業活動の周知、報告など広報活動を展開しました。
3.人材育成事業
各社の経営者及び経営幹部候補生の育成を行うため、中小企業組合等課題対応支援事業等の助成金を活用して、5か月にわたる次世代経営幹部の育成講座を5回開催し、経営者及び次期経営者の育成を支援しました。
・「GCJ人材育成セミナー」開催(全5講座)
講師:大塚直義 氏(株)セントエイブル経営 代表取締役/経営コンサルタント
場所:りそな総合研究所セミナールーム & ウェビナー
第1講座「経営者・経営幹部の役割と仕事」
開催日時:令和3年8月21日(土) 10:00~18:00
参加人数:合 計 63名(会場参加 31名、オンライン参加 32名)
第2講座「戦略理論と戦略思考⼒の強化」
開催日時:令和3年9月25日(土) 10:00~18:00
参加人数:合 計 63名(会場参加 31名、オンライン参加 32名)
第3講座「戦略⽴案と中期経営計画の策定」
開催日時:令和3年10月9日(土) 10:00~18:00
参加人数:合 計 48名(会場参加 26名、オンライン参加 22名)
第4講座「デザイン思考マーケティングと営業⼒強化」
開催日時:令和3年11月13日(土) 10:00~18:00
参加人数:合 計 51名(会場参加 26名、オンライン参加 25名)
第5講座「会計財務の基礎知識と財務分析」
開催日時:令和3年12月11日(土) 10:00~18:00
参加人数:合 計 60名(会場参加 31名、オンライン参加 29名)
4.財政回復事業
広告収入を中心に収益確保と支出内容の見直し/事務局業務見直しと次世代担当模索/スケールメリットを生かした収益事業実施/組合員増強の促進/機関誌・月刊『gcj』広告費用獲得活動/「たのめーる」事業推進(東京からスタート済み)/「GCJクラウドサービス」事業拡販/助成金関連にて収益改善 会費等の再検討などを実施しました。
・広告収入を中心に収益確保と支出内容の見直し
GCJおよびGC東京の支出内容見直しとして、事務局移転を来年度実施に向けて三役を中心に協議、試案しました。また、各収益事業に関しては、各事業の集計した実績を理事会で報告し、更なる参加企業の勧誘に努めました。
・「GCJクラウドサービス」の事業拡販
業界が評価して運営形態を管理し、適正に組合員企業に提供する「クラウドサービス(バックアップサービスのみ対象)」をGC東京の賛助会員企業(株式会社キクミ)と運営の連携、協力して低コストでの提供を実現、運営をしています。現在登録企業は9社です。
・「たのめーる」事業推進
GC東京の組合員企業を対象(東京からスタート)に、株式会社大塚商会との間でオフィス通販システム『たのめーる』のエージェントサービスを実施しました。
GC東京「たのめーるエージェントシステム」は、GC東京が大塚商会様「たのめーる」のエージェント企業として契約し、組合員の皆さまにその組合員企業として登録をしていただくと【特別価格(通常価格より5% OFF)】が適用となり、購入総額に応じてGC東京にも利益還元がされるという仕組みとなります。
エージェントシステムに登録しているGC東京の組合員企業は現在26社です。
5.「組合員のコミュニケーション」をテーマに事業活動
一般事業の「新春の集い」は実施事業に移動して、コミュニケーション事業委員会が担当することになりました。
「新春の集い」の開催中止
恒例のGC東京主催の「令和4年 新春の集い」は、令和4年2月4日(金)に文京区関口の「ホテル椿山荘東京」で開催予定でしたが、「新型コロナウイルス感染拡大」への影響を鑑み事態の状況変化を見極め、この時期で「コロナ禍」で先が見えないなかで多くの方々が集まるイベント等で万一のことを考慮して、今回の「令和4年 新春の集い」は開催中止を決定しました。組合員をはじめ関係団体、賛助会員、関連業界に諸事情を理解いただきき、今回の中止とすることの理解と協力をお願いしました。
Ⅱ.[組織対策]に関する事業の推進
1. 組織基盤・運営対策事業の推進
(1)全国8会員(工業組合)の組織基盤の確立
①全国8会員(工業組合)と緊密に連携、協力し組織基盤の強化、確立に努めました。
②全国8会員(工業組合)の組合員が事業活動などを通じ仲間意識を感じられる活動の展開に努めました。
③全国8会員(工業組合)が共有する課題(テーマ)等を連携・協力して事業の活性化に努め、変化に対応した効果的な事業運営に努めました。
(2)運営基盤や事業運営などの全方位からの対応
危機的状況にある「財政基盤」見直し、財政回復への組織基盤のあり方を、全方位から事業運営にどのように対処すべきか、その覚悟ある対応策に努めました。
①事務業務の強化と効率化を図るために、事務局再編による財政再建の意見交換を行い、財政の安定化と運営対策に努めました。
②事務局員の退任に基づき、次世代の事務担当者として新たな事務局員を採用しました。
2. 環境保護対策の推進
(1)環境保護印刷推進協議会(E3PA)への協力
環境保護印刷推進協議会の事業活動にGC東京も協力、支援をして、GC東京からも担当理事を出し、同協議会の推進する認証制度<環境保護印刷マーク(クリオネマーク)>の普及、啓発に全面的に協力しました。
(2)一般社団法人日本印刷産業連合会「グリーンプリンティング認定制度」への協力
一般社団法人日本印刷産業連合会(以下、日印産連と略す)が推進する認証制度「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」の支援や普及、啓発に協力しました。
(3)一般社団法人日本印刷産業連合会「環境関連事業」への協力
①「グリーンプリンティング認定制度」への協力
一般社団法人日本印刷産業連合会(以下、日印産連と略す)が推進する認証制度「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」の事業活動への支援や制度の普及、啓発に全面的に協力しました。
②一般社団法人日本印刷産業連合会「環境優良工場表彰」への協力
環境に配慮した環境優良工場の表彰制度及び、同会が実施する環境保全関連の事業に全面的に協力しました。
(4)環境関連法令等の情報収集・提供
環境保護に関連する資料の収集及びその啓発に努めた。また、環境関連法令等による職場環境改善、労働安全衛生等の理解並びに対策に資するため、関係官庁・団体等の情報収集、その提供、発信に努めました。
3.情報セキュリティ対策の推進
(1)情報セキュリティ対策の整備
企業活動における「個人情報の保護」「情報セキュリティ」対策など、日印産連の事業に協力し、関連する情報提供や啓発に努めました。
(2)「知的財産権」の啓発・普及を推進
①知的財産権に関する知識や業務(コンテンツ制作)に関わる「著作隣接権」などの、権利の趣旨内容の情報収集に努めました。
②関連する情報提供を、制作協力の機関誌・月刊『gcj』で紹介しました。また、日印産連の機関誌『JFPI』掲載の「知的財産アドバイス」情報の同誌を配布し提供、啓発に努めました。
4. 日印産連の各種事業への協調
日印産連傘下の10団体の一つとして、その役割や活動テーマ等を理解し、同会の事業遂行に理解と協調に努め、各種委員会や研究会、部会などに委員を派遣し、適切な協力関係と交流を促進し、適切な情報収集や提供を受けるとともに、交流の場を通じてコミュニケーションを図ってきました。
(1)各種表彰の実施及び推薦
日印産連主催『2021年印刷文化典』の「印刷功労賞」に杉渕好美 氏(GCJ副会長・GC北海道理事長)、「印刷振興賞」には中田辰悟 氏(GCJ理事・GC東京理事)がそれぞれ受賞しました。
5.各種事業の推進
(1)経営・技術関連等の関連事業の推進
業界を取りまく「経営」や「技術」に関する情報を収集、広報の機関誌・月刊『gcj』を通じ情報提供に努めました。
(2)福祉共済事業の推進
一般財団法人全国中小企業共済財団(全共済)と協力して、組合員及び従業員のための「生命共済制度」「退職共済制度」への加入促進および共済事務の合理化、効率化に努め、組合員及びその従業員の福祉共済の向上に寄与してきました。
6.関係諸官庁・関連諸団体への協力
全国の組合員ならびに業界の発展向上に資するため、経済産業省、厚生労働省をはじめ、全国中小企業団体中央会など関係諸官庁、関連団体の指導、助言を受けて円滑な組合運営、推進のための折衝に努めてきました。