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2022年度(58事業年度)事業計画書
自2022年4月 1日
至2023年3月31日
【基本方針】
世界中での新型コロナウイルスの蔓延はし我々GC業界へも大きな影響を与えてきました。この先は常にWithコロナ環境の中で各社が発展していかなければなりません。製版、写植という各社が培ってきたコアな技術は守りつつも新たな市場に向けた大きな飛躍が必要です。印刷前工程の各社が集まった集団、いち早く業態変革した集団だからこそ出来る技術の集結とこれからの変化に負けない新たな発想の集結こそがグラフィックコミュニケーションズ工業組合の強みであり他の組合との差別化です。
業界の諸先輩の方々が築き上げた伝統と歴史のある業界組織を、全国の組合員企業の皆さまと同業者として仲間意識をもち、協調と連帯によって、これまで幾度となく厳しい困窮の状況に直面するなかで、業界組織の存立意義と健全化に務めてきました。
これまでの事業実績を継承し、日本印刷産業連合会と足並みを揃えつつ全国の工業組合の組合員企業にメリットがある事業を展開します。窮乏する財政面の回復、組合員企業の利益につながる情報提供・発信等など情報の共有を図り、新たなビジネスにチャレンジできる環境の提供に努めます。今年度は東京にて「GCJ万博」東京大会を開催いたします。全国の仲間にお集まりいただき各社の現状を共有し更なる仲間作りを実現します。
存在価値のある集団として業界内外に向けて情報発信を基本にした事業の展開、活動を皆さまとともに叡知を出し合い、実りある事業活動を推進します。
全国の組合員企業の皆さまのご理解と積極的なご参加、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会の「2022年度(令和4年度)事業計画書」は次のとおりです。
【実施事業】
Ⅰ.[事業戦略]事業の推進
1.印刷前工程のデータ制作技術を前面に存在価値のある組合を確立する。
我々は「色」「データ制作」に関してはプロである
各社が培った技術と経験をもとに印刷前工程の重要性を発信し他団体とは違うプリプレス技術の重要性を業界内外に知らしめる活動を行い存在価値のある組合にする。
1)Japan Color CMS 色管理 プロファイル作成等のセミナー実施及び情報提供
年2回実施
賛助会員タイアップイベント実施(先方企業のイベントにGCJとして参加)
・2022年GCJ東京大会「GCJ万博」開催 7月29日 東京ドームホテル
各社パネル展示 若手メンバーによるパネルディスカッション
エントランススペースにて各工組の紹介 賛助会員、協賛企業PRコーナー
・最新デジタル印刷機見学会(RICOH KOMORI KONICA FUJI HP等)
IGASやメーカー発信の発表会等にGCJメンバーとして参加
もしくは各工組が求める勉強会を実施
2.「組合企業間の情報交換」をテーマに事業活動
組合員企業の業務内容を共有し、情報交換する事で各社の利益に繋がる活動を行う
業界PR、組合員企業のPR、を行い組合員各社が新たな人材を獲得できる活動
を行う
1)機関誌・月刊『gcj』の編集・誌面構成に協力
・GCJの発行する機関誌・月刊『gcj』の編集・制作に協力する。
・月刊『gcj』にて各社の取り組みを紹介、月2社以上(東京1~2社、地方工組1社)
組合員の主業務、新規業務、不足業務等を公開し業界内外から仕事を受注する
・日本印刷産業連合会からの事業、イベント、アンケート等の発信協力
・各工業組合の事業活動の周知、報告など広報活動を展開していく
・月刊『gcj』の発送先の拡大
組合員だけではなく他団体等へも発送する
2)「ウェブサイト」の内容の充実、情報収集の推進
【GCJの公式ホームページ】【GCのトビラ】の内容の充実、情報収集に努めていく
GCのトビラもしくはGCホームページに月刊『gcj』に掲載した各社の記事を
アップし情報発信することで組合員企業の価値を訴求する
また、他団体(OAC、印刷組合、製本組合等)へ情報発信することで
受注の拡大を促進させる
3)各種情報等の収集・提供
中小企業を支援するための関係官庁等の各種関連情報の収集・提供に努める
3.人材育成事業
GC東京が中心となり各社の経営者及び経営幹部候補生の育成を行う
年2回~3回実施
大塚商会様主催 「改正電子帳簿保存法・インボイス制度・改正個人情報保護法・最新電子契約事情」に関して
営業向け プレゼンテーション力強化セミナー 全2回
2022年10月、11月実施予定 (GC東京共催、東プロ共催)
4.財政回復事業
広告収入を中心に収益確保と支出内容の見直し
・事務局移転による固定費の削減 (5月移転)
・業務見直しと次世代担当模索
スケールメリットを生かした収益事業実施 組合員増強の促進
月刊『gcj』広告費用獲得活動
たのめーる事業推進(東京からスタート済み) GCJクラウド事業拡販
5.「組合員のコミュニケーション」をテーマに事業活動
組合員の懇親の場、各工組との交流の場を作る
2022GCJ東京大会開催 参加者へのフォロー(懇親会、二次会、他のイベント等)
各種イベント後の懇親の場の設定、組合員の交流を図る
各工組で開催されるイベントの周知(セミナー開催情報、特別行事等)
Ⅱ.[組織対策]事業の推進
1. 組織基盤・運営対策事業の推進
(1)全国8会員(工業組合)の組織基盤の確立
①全国8会員(工業組合)と緊密に連携、協力し組織基盤の強化、確立に努める
②全国8会員(工業組合)の組合員が事業活動などを通じ仲間意識を感じられる活動を展開する
③全国8会員(工業組合)が共有する課題(テーマ)等を連携・協力して事業の活性化に努め、変化に対応した効果的な事業運営に努める
(2)運営基盤や事業運営などの全方位からの対応
危機的状況にある「財政基盤」見直し、財政回復への組織基盤のあり方を、全方位から事業運営にどのように対処すべきか、その覚悟ある対応策に努める
2. 環境保護・情報セキュリティ対策の推進
(1)環境保護印刷推進協議会(E3PA)への協力
正会員の加入促進
賛助会員として環境保護印刷推進協議会の事業活動に協力をする。
同協議会の推進する認証制度<環境保護印刷マーク(クリオネマーク)>の普及、啓発に全面的に協力していく
(2)一般社団法人日本印刷産業連合会等の「環境関連事業」への協力
①「グリーンプリンティング認定制度」への協力
一般社団法人日本印刷産業連合(以下、日印産連と略す)が推進する認証制度「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」の事業活動への支援や制度の
普及、啓発に協力する
②「環境優良工場表彰」への協力
日印産連「環境優良工場表彰」の環境に配慮した環境優良工場への表彰制度に協力する
③情報セキュリティ対策の推進
(1)情報セキュリティ対策の整備
日印産連プライバシーマーク事業への協賛、活用等
企業の「情報セキュリティ」が社会的な重要テーマになり、その取り組みが
もとめられている。「情報セキュリティ」対策に関する情報提供や啓発に
努めていく
(2)「知的財産権」の啓発・普及を推進
「知的財産権」に関する認識、喚起を促していく
3. 日印産連の各種事業への協調
※GCJは日本印刷産業連合会の会員です
日本印刷産業連合会からの情報を全国会員にしっかりと発信する
今期日印産連では各団体からの派遣人数を削減し負担を軽減しつつもSDGsを活動の柱に位置付け事業計画を策定した Change Together 提言の中で優先的事項として「SDGs推進プロジェクト」「コンプライアンス推進部会」「デジタル化推進部会」「ダイバーシティ推進部会」を新設し広報部会と共に印刷業界の経営力強化に取り組んでいく
GCJはこれら各種の事業に理解と協調を持ち、事業運営のための委員派遣などに協力する。
4. 各種事業の推進
(1)各種関連事業の推進
私たちを取りまく「経営」並びに「技術」に関する情報収集、提供に努めていく
(2)福祉共済事業の推進
各種共済の加入促進及び共済事務の合理化を図る。全国8会員(工業組合)と協力して各種共済制度の加入促進を進めていく
また、一般財団法人全国中小企業共済財団(略称:全共済)と連携し、事務の合理化、効率化を図っていく
5.関係諸官庁・関連諸団体への協力
全国の組合員ならび並びに業界の発展向上に資するため、経済産業省をはじめ中央関係諸官庁・関連団体との折衝を活発に行っていく