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2019年度(令和元年度)事業計画
自 2019年4月1日
至 2020年3月31日
【基本方針】
私たちは諸先輩方が築いた伝統と歴史ある業界組織を継承するなか、非常に厳しい困難な状況に直面しながらも、全国の組合員皆さまと協調と連帯のもとで前に進めてきました。
そして次代への事業継承【架け橋】に強い意思をもって、さらに真摯に叡知を出し合い、明日への方向性を考える時期にきていると思います。
多難で厳しい財政環境のもとでの「事業計画書(案)」ではありますが、いまいる立ち位置でGCJの将来を予測し見据え、これまでの事業実績をもとに次の方向性【行動プラン:運営方針】をもって事業を展開します。
【事業戦略】は、
1.多士済々で十人十色(十社十色)の個性豊かな組合員企業が集う集団(団体)の確立
2.「コミュニケーション・デザイン」の一翼を担う集団(団体)を目指す
そして、
3.存在感のある集団(団体)として業界内外に向けて情報発信
を基本にした、次代に向けた『架け橋』となる事業展開、活動に皆さまとともに叡知を集めた、実りある事業活動を推進いたします。
全国の組合員の皆さまのご理解と積極的なご参加、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(GCJ)の「2019年度事業計画書(案)」は次の通りです。
【実施事業】
Ⅰ.[事業戦略]事業の推進
1.業界内外に向けた情報発信で、存在価値を示す
私たちは次代を意識した【架け橋】となる事業の目玉である「情報発信・提供」の推進に努める。
全国の各社各様に長年にわたって伝承してきたそれぞれの「得意技」をもつ、個性豊かな組合員企業が集う集団(団体)であること(存在価値)をアピールしてきた。培われた「製版技術」や「組版技術」のノウハウが時代を越えても、“伝えたい情報”として “伝えたい人”と交信できるよう、業界内外に向けた情報の発信活動を展開していく。
(1)機関誌・月刊『gcj』の発行と誌面構成の充実を推進
①日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(以下、GCJと略す)が発行する機関誌・月刊『gcj』を通じ、GCJをはじめ各工業組合の活動の周知、報告など充実した広報活動を展開していく。
②機関誌・月刊『gcj』で最新の経営、マーケティング情報をはじめ、関係業界や関連する資機材メーカーの技術、新製品等の情報をさまざまな角度から情報収集し、提供に努める。
(2)ウェブサイトの充実を図る
GCJの公式サイト【GCJホームページ】(https://www.gcj-page.or.jp/)、そしてポータルサイト【GCのトビラ】(https://gc-tobira.jp/)の内容の充実、情報収集に努めていく。
公式サイト【GCJホームページ】の充実を図る。
広報活動の一層の充実を図るため、公式サイト【GCJホームページ】を通じ、GCJの活動状況や情報発信に努め、内外に向けて業界の存在感を高め、その活性化を図っていく。
ポータルサイト【GCのトビラ】の充実を図る。
事業運営の主体はGC東京が推進する。近年ではアクセス数や業界内外での認知度も高まってはいる。さらなるコンテンツの充実に努める。ビジネスの取り組みやソリューション情報、制作会社検索などコンテンツの充実を図り広く紹介していく。
(3)各種情報等の収集・提供
中小企業を支援するため、関係官庁等の各種関連情報の収集・提供に努めていく。
2.環境保護対策の推進
(1)環境保護印刷推進協議会(E3PA)への協力
GCJが主幹団体として主導的な役割を果たす環境保護印刷推進協議会の事業活動に協力、支援をする。同協議会の推進する認証制度<環境保護印刷マーク(クリオネマーク)>の普及、啓発に全面的な協力を行っていく。
(2)一般社団法人日本印刷産業連合会等の「環境関連事業」への協力
①「グリーンプリンティング認定制度」への協力
一般社団法人日本印刷産業連合(以下、日印産連と略す)が推進する認証制度「グリーンプリンティングマーク(GPマーク)」の事業活動への支援や制度の普及、啓発に協力する。
②環境優良工場表彰」への協力
日印産連「環境優良工場表彰」の環境に配慮した環境優良工場への表彰制度に協力する。
3.日印産連の各種事業への協調
日印産連は印刷産業の情報化やグローバル化の進展に対応した社会との関わりで、印刷産業の果たすべき役割と印刷産業の「社会的責任(CSR)」を踏まえ、その遂行に寄与するための活動を事業目的として推進している。
GCJはこれら各種の事業に理解と協調を持ち、事業運営のための委員派遣などに協力する。
【一般事業】
Ⅱ.[組織対策]事業の推進
1.組織基盤・運営対策事業の推進
(1)全国8会員(工業組合)の組織基盤の確立
①全国8会員(工業組合)と緊密に連携し協力を深めながら、組織基盤の強化、確立に努め事業活動を推進する。
②事業活動などを通じて、全国8会員(工業組合)の組合員が仲間意識を感じられる組合組織の活動を展開する。
③全国8会員(工業組合)が共有する課題(テーマ)等を連携・協力して事業の活性化に努め、変化に対応した効果的な事業運営に努める。
(2)運営基盤や事業運営などの全方位からの検討
事業運営が厳しい危機的状況の財政を見据えた「組織」の運営基盤やそのあり方、また全方位からどのように「財政危機」の状況に対処すべきか検討をする。
2.各種事業の推進
(1)各種関連事業の推進
私たちを取りまく「経営」並びに「技術」に関する情報収集、提供に努めていく。
(2)福祉共済事業の推進
各種共済の加入促進及び共済事務の合理化を図る。全国8会員(工業組合)と協力して各種共済制度の加入促進を進めていく。また、一般財団法人全国中小企業共済財団(略称:全共済)と連携し、事務の合理化、効率化を図っていく。
(3)「【印刷通販】活用プロジェクト」の検討
昨年度GCJの「財政事情」を考え、その緩和策の一環として組合員向けの『印刷通販』の仕組み、方策を活用した「【印刷通販】活用プロジェクト」が発足した。
仕組みは「GCJ傘下の組合員企業が、同じく組合員企業に割引価格での利用を提供し、さらにその受注価格の一部を組合へ還元する、という事業(【印刷通販】活用プロジェクト)を一部、実験的に先行してGC東京のみがスタートした。
今年度は昨年度に実施したGC東京の実績報告、状況等をもとに全国的な事業の促進,推進展開の是非を検討する。
3.第62回 日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会名古屋大会の協力
業界の発展及び全国組合員の交流促進のため、中部グラフィックコミュニケーションズ工業組合(GC中部)が主管で、2019年5月17日(金)に「第62回日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会名古屋大会」を挙行する。
開催準備にあたっては、運営・主管するGC中部が中心にあたるが、全国の工業組合が全面的に連携し、協力をする。
【開催要項(概要)】
◆開催日時 2019年5月17日(金)
◆開催場所 ホテル花水木 三重県桑名市長島町浦安333
◆テ ー マ 「朝まで語ろう、本音で語ろう、GCJ」
◆宿 泊 ガーデンホテルオリーブ
■主な開催趣旨(概要)
●記念講演会
講師:五十嵐 敬喜氏
演題:日本経済は低成長から抜け出せるか
●式典・表彰
●懇親会
●大会観光
伊勢神宮/おかげ横町/志摩観光ホテル
4.関係諸官庁・関連諸団体への協力
全国の組合員ならび並びに業界の発展向上に資するため、経済産業省をはじめ中央関係諸官庁・関連団体との折衝を活発に行っていく。