結集 GC Power｜GCJ

日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会
会長　錦山 慎太郎

新年あけましておめでとうございます。

　昨年中はGC業界に格別なるご支援ご協力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
　数年続いた新型コロナウイルスの影響も徐々に収まりつつも、ロシアによるウクライナ侵攻に加え、中東での新たな紛争の勃発によりエネルギーをはじめ多くの原材料高騰を招き、印刷関連業界は多大な影響を受けました。しかしながら、組合員をはじめ関係各所の方々のご協力により無事に1年間を終えることができました。改めて御礼申し上げます。

　GCJ会長に就任し3年目となった昨年度は、過去 2年の実施事業に新たに（一社）日本印刷産業連合会が奨めるSDGsに呼応して、環境保護・情報セキュリティ強化事業を加え6つの事業を行ってまいりました。今年も、日印産連会員10団体の1つとして、業界で取り組む『カーボンニュートラル』や『適正取引推進』に注力し、軌を一にした活動を推進する所存です。

　昨年は、結集GC Power「情報共有と組織強化によるビジネスの拡大」をスローガンに、1年間組合員の皆様と共に活動してまいりました。
　GCJの活動はどうしても会員数の多い東京が中心となっていましたが、昨年度から各事業を地区工組にも担当していただき、「GCJの活動は全国の仲間と共に」を基本に全国の皆様と共に歩んでまいりました。

　人材育成事業はGC中国が担当し勉強会を開催しました。GCJ全体の勉強会を運営することで運営側も当事者意識が増し参加者も協力しようという意識が高まり、多くの会員にご参加いただきました。非常に有意義な勉強会だったと思います。
　そして、コミュニケーション事業では全組合員の結束を高めるためにGC四国が主催し、「GCJ集会」を開催しました。コロナ禍が収束してリアルで会える交流の場は大変盛り上がり、来年度の主催工組も名乗りを上げるほどでした。

　今後も各地区工組と一緒に事業を運営すること、地区工組主催の「集会」を続けることの重要性を再認識しました。存在価値事業ではGC近畿が主催し、組合員に有益な情報発信を現在計画中です。
　これらの活動を通じて、まずはGCJ本体の地盤を固め、会員各社が本当に望むことを炙り出しGCJの存在価値を高めることが私のミッションであり、現執行部の目的です。

　まだまだ力不足ではありますが全国の会員の皆様のお力をお借りし、昨年より少しでも良い組合にしてゆきたいと考えております。
　組合員の皆様には本年度も、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
　2024年が皆様にとりまして明るく希望に満ちた一年となりますよう、心から祈念いたしまして年頭のご挨拶といたします。