高演色性、画像の安定性を実現した「KODACHROMEインク」を開発|コダック
コダック社 ↗は、このほど、ULTRASTREAMコンティニュアスインクジェットテクノロジーを使用した印刷機で、高い演色性、画像の安定性及びディテールを実現した「KODACHROMEインク」を開発した。
同インクは、独自の顔料マイクロミリングプロセスにより、さまざまな基材上で優れた彩度と濃度を再現。このプロセスにより通常50ナノメートル未満という非常に細かく分散された顔料粒子の製造を可能にし、インクの乾燥時間が短縮され、非常に薄い乾燥したインク層を形成する。つまり、散乱光が生じにくく、深みのある純度の高い、極めて鮮やかな色を生成し色域が広がる。SWOP(オフ輪)よりも95%大きい色域体積を持ち、GRACoL(枚葉オフセット)よりも39%広い色域を再現。インクの塗布量が少なくても優れた色を再現することから、ランニングコストを抑える効果もある。また、従来の溶剤インクよりも持続可能性に優れ、ポリ塩化ビニル(PVC)やフタル酸エステル類を含まない、人にも環境にも安全なインクとなる。
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