2024年度通常総会を開催|GC東京
GC 青年会を設立
東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合(錦山慎太郎理事長)は、2024年度通常総会を、5月15日午後4時から、神田神保町の出版クラブホール・会議室 で開催した。
白倉常務理事の司会進行で、本人出席24名、議決権委任者が40名、合計64名となり、法定数を充たし総会が有効に成立したことが報告され、田畠副理事長の開会の辞で総会を開始した。
挨拶に立った錦山理事長は、総会 に出席した理事並びに組合員に対し て、日頃の組合活動への理解と協力 に謝意の意を述べた後、「本日の総 会では、後ほどGC青年会の設立総 会も行います。
組合を維持していく には組合員数が増えることが一番な のですが、実際には難しいため、青年会を作って次世代に繋いでいこうと、 GC青年会を設立することになりまし た。上部のGCJの会員数は2002年には630社ほどあったそうですが、現在は133社まで減少しています。
私は理事長を拝命して2期目の2 年目になりますが、当初、コロナ禍に就いて財政の回復や事務局の統合 など、いろいろなことをしてきたつ もりですが、皆様の実際の業務に貢 献できるような活動は、まだできていないと思っています。あと1年任 期が残っていますから、今まで以上に皆様と情報交換をして、組合員の 発展に繋がる組合活動を行い、組合 を継続していくことに注力していく つもりです。GC 東京に若いメンバーが入ってきていると感じていますので、 非常に頼もしく思っています」と述べた。
この後、司会者一任で議長に小林博美氏、副議長に近藤哲夫氏を選出し、議案審議に移った。
議案は 、「第1号議案2023年度事業報告の件」「第2号議案2023年度決算関係書類の承認を求める件」「第 3号議案2024年度事業計画の件」「第4号議案2024年度収支予算決定の件」「第5号議案GC青年会設立の件」「第6号議案2024年度借入金残高最高限度額決定の件」について審議し、全て原案通り承認可決した。
2024年度事業計画は、基本方針は前期に引き続き「結集GC Power」とし、「情報共有と組織強化によるビジネスの拡大」を図っていくことになった。主な変更点では、情報交換事業 では月刊「gcj」の組合員企業紹介 を毎月1社とし、発送先の見直しを図ること。また、コミュニケーション事業では各地区工組で開催される、近畿集会、中部セミナー、北海道セミナーなどのイベントを事務局から組合員に周知し、参加を促していくことになった。
第5号議案のGC青年会設立については、犬養常務理事が設立の趣旨を発表した。
GC青年会設立の趣旨
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会の今後の継続的 な発展のため、次世代を担う若手経営者や若手経営幹部が集い、相互扶助の精神で新しい印刷関連技術や一般教養の習得に努め、印刷文化の振興に資することを目的に、会則に則り活動するものである。
GC青年会設立総会 会長に原田氏((株)日光プロセス)が就任
通常総会が終了した後、休憩をはさんで、同会議室にて東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合GC青年会設立総会が開催された。
GC青年会は、大森雄介氏(GC青年会幹事、㈱大森写真製版所、常務取締役)の司会進行で開催。議事は「第1号議案 GC青年会設立及び規約案の件」「第2号議案 第1期 会長 選任・承認の件」「第3号議案 第1期 幹事・監査 承認の件」「第4号議案 第1期 事業計画案 承認の件」「第5号議案 第1期 予算案 承認の件」について審議し承認可決した。
第1号議案では、原田一徳氏(㈱日光プロセス、代表取締役)が「先ほどのGC東京通常総会でGC青年会の設立については承認を得ました。青年会としてはGC組合の維持・継続・発展において行うべきことは、会員の増強は言うまでもありませんが、若手同士が共に発展していくことを主体に考えて、青年会として活動していきたいと考えています。また、本日は会則も設けました。また、内規では当会の役員は会長1名、幹事2名以上、監査1名以上を設けることになりました」と、会則・規約について述べた。
続いて第2号議案では小倉健氏(ビケングラフィック㈱)が、「先頃GC青年会準備委員会を設立し、原田さん、吉田さん、大森さん、私小倉のメンバー他、オブザーバーとして田中常務理事、犬養常務理事にも出席していただき話し合ったところ、第1期会長に原田さんを選任することになりました」と述べ、会長の選任・承認可決した。
第3号議案は原田会長が「幹事としては吉田さん、小倉さん、大森さんを任命させていただきます。監査につきましては佐々木専務理事にお願いしたいと思っています」と述べ、幹事・監査を承認可決した。
第4号議案の2024年度の事業計画案では原田会長より、3項目の活動テーマについて発表・説明があり、承認可決した。
【活動テーマ】
①共有し、学ぶ
業界のこれからを担う情熱を持った企業人を輩出するよう、情報を共有し、知識を得て、共に学べるよう活動する。
②情熱を持ち、繋がる
東京における若手企業人と呼ばれる情熱を持った方々を繋げる。またGCJという全国組織でもあるため、全国の若手の企業人を繋げるような活動をする。
③思考し、行動する
場面、場合を自らの立場において意識し、自分たちが考え、自分たちで行動できるようになるような活動する。
「準備委員会ではメンバーの皆さんに支えていただきながら、準備委員会を進めてきて設立することができました。自分自身と各メンバーの成長を皆様に実感していただけるような活動をしていきたいと考えています」と抱負を述べた。
また、年間活動スケジュールを原田会長が発表。「今年1年間は、人材について学び、情報を共有していくことにします。研修会を7月、9月、11月、2月にメーカー様のご協力を得て開催する予定です」と報告した。
第5号議案の予算案については、吉田幹事が「会費を1名3万円で20名を予定しています。幹事としては7月の研修会までに会員を集めたいと思っています。皆様のご協力をお願いします」と述べた。
総会終了後に、GC青年会のメンバーで前方に集まり、原田会長を中央に記念撮影を行った。
この後、会場を移して賛助会員を招いて懇親会を開催した。冒頭、錦山理事長は出席した賛助会員に、日頃の組合活動と協賛に対しての感謝の意を述べた後、「総会ではGC青年会を新たに設立しました。集まっていただいた組合員を見ますと、若い方々の参加が目立ち、元気がある会社が残っていると感じました。メーカーや販売店の皆様からはいろいろな情報を提供していただき、我々や青年会はしっかりと勉強をして、組合継続だけでなく、各社の発展に尽くしていこうと思っています」と述べた。
乾杯の発声は、総会で副議長を務めた近藤哲夫氏が行い、懇親に入った。参加者はそれぞれ情報交換を図りながら親睦を深めた。宴もたけなわの中、GC青年会の紹介、さらには賛助会員の自己紹介・アピールを行い、締めは田畠副理事長による三本締めで閉会した。
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