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概要

月刊GCJ 2016年9月号

日印産連GP工場交流会で東京都VOC対策を説明日本印刷産業連合会(山田雅義会長)は、7月27日に第28回GP工場交流会を東京都中央区の日本印刷会館で開催し、第40回GP工場認定式と共に、改訂された?東京都VOC対策ガイド?工場内編??の概要を東京都の担当者から説明された。認定式では、10工場が新規認定され、これで359工場となった。ガイドの改訂では、最新の技術動向に合わせた新しい排出抑制策を盛り込んだ他、印刷分野で「排出実態の把握」「GP認定制度の活用」「校正時の排出削減」「洗浄方法の見直し」「廃ウエスからの溶剤回収・再生装置の導入」など5項目を追加した。ジャグラ年賀状デザインコンテスト入賞作品が決定日本グラフィックサービス工業会(中村耀会長)は、主催する「ジャグラ 2017 酉年・年賀状デザインコンテスト」の入賞作品をこのほど決定した。最高賞のジャグラ会長賞にはカラー部門でクイック(愛知県支部)が、モノクロ部門ではタカトープリントメディア(広島県支部)が受賞し、学生部門で平松史花さん(名古屋モード学園)の作品が受賞した。同コンテストは今年5月から募集してきたが、応募総数602点。7月15日に審査会を行い、100点の入賞作品を選出した。入賞作品の「年賀状見本」を作成し、会員各社に無償で商用利用できるようにしていくとのこと。見本帳ひな形データのダウンロードは9月1日から開始される。FFGSW&H社製フレキソ印刷機セキ、小松写真印刷が導入へ富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱は、現在、軟包装をはじめとするパッケージ印刷市場に向け、製版から加工までを含めた水性フレキソ印刷ソリューションを提案しているが、その要となるフレキソ印刷機の導入が、国内でも着々と進んでいる。とくに採用が増えているのが、信頼性の高さで定評のあるウインドミュラー&ヘルシャー社(以下 W&H社)製CI型フレキソ印刷機?MIRAFLEX?シリーズである。すでに累計出荷台数が450台を超えるベストセラー機だ。先般ドイツで開催されたdrupa2016では、セキ㈱(愛媛県松山市)、㈱小松写真印刷(山形県酒田市)が?MIRAFLEX?の導入を決め、記念のセレモニーが開催された。セキの西上常務はこの席で、水性フレキソ印刷に着目した背景について、「軟包装パッケージ市場では近年、グラビア印刷から、揮発性有機化合物(VOC)をほとんど使わない、環境に優しい水性フレキソ印刷へのシフトが進んでいる。同時に、急速な技術の進歩により、フレキソ印刷は品質などの面でもパッケージ印刷用途に充分対応できる水準に達している」と述べた。また、小松写真印刷の佐藤常務は「3年ほど前からフレキソ印刷には関心を持っていた。昨今の厳しい市場環境を考えると、5年、10年先の企業の存続のためには、業態変革が必要だ。そのためのチャレンジの一つとして、フレキソ印刷機の導入を決断した」と導入経緯を述べ、機種選定については、「W&H社製のフレキソ印刷機は国内販売台数に実績があり、信頼性への定評や、日本で実際  2016 September 16